逆流性食道炎の治療法を７選

治療法	内容	期待される効果
薬物療法（PPI：プロトンポンプ阻害薬）	胃酸の分泌を強力に抑える薬を服用。代表例：オメプラゾール、ランソプラゾールなど。	胃酸逆流による食道の炎症を改善し、胸やけや痛みを軽減する。
薬物療法（H2ブロッカー）	胃酸の分泌を抑える薬。代表例：ファモチジン、ラニチジンなど。	症状が軽い場合に有効で、夜間の胃酸分泌も抑えられる。
食事療法	高脂肪・酸味・香辛料・アルコール・カフェイン・炭酸を避け、消化の良い温かい食事を摂る。	胃酸逆流の原因となる刺激物を減らし、症状を予防する。
生活習慣の改善	就寝2〜3時間前は食事をしない、暴飲暴食を避け、腹圧を高めないようにする。	胃内圧の上昇を防ぎ、夜間の逆流を減らす。
体位療法（寝方の工夫）	ベッドの頭側を10〜20cm高くして寝る、左側を下にして寝る。	重力を利用して胃酸が食道に逆流するのを防ぐ。
体重管理	肥満の場合は減量を行う。	腹圧の低下により胃酸逆流の頻度が減る。
外科的治療（噴門形成術など）	薬で改善しない重症例に、胃と食道の接合部を手術で補強する。	逆流を根本的に防ぎ、症状を長期的に改善する。